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2017.01.05

【まちなかストーリー】ヘアサロン バビロン(Babylone) 松谷政寿さん 第3回「浜松のまちなかの今と昔の変化について」

まちなかで活躍する人にスポットを当てて、そのヒトの街に対する想いや物語を紹介する「マチナカストーリー」。
前回の日本酒バー シティライツの鈴木さんから紹介いただき、6人目はヘアサロン バビロン(Babylone)の松谷さん。全3回に分けて、毎週お届けしていきます。

今週は最終回、「浜松のまちなかの今と昔の変化について」お話していただきました。

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人物紹介


松谷 政寿さん
福島県出身。東京は代官山・青山の超有名サロンを経て浜松入りし12年前に独立。2014年3月に新浜松駅前に移転オープンしたBabylone(バビロン)のオーナー。 最近では、2016年2月に2店舗目の「Nina by Babylone」が佐鳴台のオレンジストリート沿いにオープン。内外装ともに細部までこだわり抜いたおしゃれなサロンではイベントやワークショップも開催されギャラリーなども併設されている。特にアート・芸術に造詣が深い。

お店のウェブサイト:バビロン(Babylone)


前回の記事:第2回「美容師視点で見る浜松の地域性と、時代にリンクした客層の変化」

ーー松谷さんが、浜松に来たときのまちなかと今のまちなかは違う?

全然違いますね!

やっぱり圧倒的にアパレルショップがなくなった。そこが1番ですね。 つまり、どんどんなくなってるから、食べ物を食べる以外で、洋服とかを買いに行くっていうのが全然ないんですよね。

ということは、まちなかに来る理由って飲食くらいしかなくて、例えば飲み会だったりとか、打ち上げだったり、同窓会だったりとか、そういう事以外で来る必要性がもうないんですよね。 極論を言うと全部ショッピングセンターで事足りちゃうので。たぶんそこが1番、まちなかで働いている人達は思っていて悩みの種ですよね。

現実問題として、セレクトショップみたいな洋服屋さんは今はもうほんとに減ってしまったので、ファッションエリアとして成立しなくなってますよね。

昔はもう少しありましたが、みんな経営が成り立たないって言って辞めていっています。ちょっと寂しいですね。

 

ーーまちなかで商売している方の意識として、まちの人の雰囲気としてはどうなんですか?

今まちなかでやってる人達は飲食の人が多くて、美容業をやってる方ってほとんどいないんです。

ざっくり見るとやっぱり地域色って強く出るから圧倒的にこの10年間で何が増えたかっていったら、バーを中心としたお酒を扱うお店なんですよね。

ブルーカラーの町だと作業着を着て働いているので、1回お家に帰って、ご飯食べて着替えてから飲みに来るって感じになると思うんです。 そうすると、お腹はある程度満たされてるので、バーには行くっていう人が多いと思うんです。

バーテンダーをしてる友達が何人かいるんですけど、皆さん言うのは、アルコールは腐らないのと原価も比較的安いのでバーテンダーになるのに向いてる街って事で、今増えてるんだと思います。

だから、お食事メインでアルコールを出さないレストランやカフェみたいなとこは本当に難しくて、残ってる人達はほとんど少なくなっちゃいましたね。 でも、バーはホント増えてますね。お酒はみんな飲むので。夜に需要が偏りすぎているのかもしれないですね。

 

ーーまちなかエリアのファッション関係の変化についてはどう思っていますか?

僕らは仕事が美容業なので、大きな流れからの極端な言い方になっちゃうんですけれど、例えば僕とかでも、もう14年間は浜松のまちなかで働いてる訳です。

そうすると、自分たちが見てきて把握してるだけでも(美容業やアパレル関係のお店で)50店舗近くがなくなっちゃってる。実際にはもっと多いかもしれない。

1年計算でざっと3~4件くらいなくなっちゃってるんですよ。 それで、その跡地には何が出来るの?っていうと、飲食店ですよね。物販やアパレルとかではない。

そうなると先程も少し話しましたが、なかなかまちなかに買い物だったり、特にファッション関係のお店はなくなっています。なので、美容業をまちなかでやるのにもなかなか厳しい現実が、正直に言うとあるんですよね。

まちなかでのイベントもクラフト系の「まるたま市」さんとか、「ジャズウィーク」や、「やらまいか音楽祭」とか音楽系、食のイベントだと「浜松ほろ酔いバル」とか。そういうのはたくさんあるんですけど、ファッション系のイベントとかは無いですよね。

ここ10年で、1番思うところはやっぱりショッピングセンターができた事と一気にファストファッションが確立して定番化しちゃったのが原因だと思っています。

ファッションのイベントもこれからなんとか盛り上げていきたいですね。

例えば、クラフト系の中にも「衣装」とか「美容小物」とかを作られている方がいると思いますし。イベントとして美容・ファッション系もやっていいんじゃないかなと。きっと、イベント中はまちなかがもっと明るくなりますよ(笑)

 

ーー松谷さんは何かイベントをやったことあるんですか

バビロンでは、大人の社会科見学のような感じで、その道のプロフェッショナルを招いて、ちょっとしたワークショップや、講習みたいなことをしています。

例えば、僕の出身が実は福島県の相馬郡新地町っていうところなんです。思いっきり津波の被害にあった所で、うちの実家もなくなっちゃってるんですよね。そういうのがあって、今年とかは、悪意はないんですけど「5年目の区切り」とメディアでよく言われていて、日常的に使われる言葉じゃないですか。でも、現場の人から言わせてもらうと「区切り」なんてないんですよ、ずっと続いていくものなので。

なのでやっぱり僕は、忘れてもらいたくないなという思いもあって自分の仕事に絡めて「キャンドルナイトスパ」っていうイベントをしたんです。キャンドルっていうのも鎮魂の意味もありますし、福島の原発問題があるじゃないですか。難しいことだとは思うんですが、そんなに灯りをビカビカつけなくとも、ろうそく1本で事足りる事もあるんじゃないかな?って言う提案と言うか、そういう意味合いもあります。

そもそも、ろうそく自体が蜜蝋から出来る自然由来の物だっていう事もあって、そういう火力や原子力みたいなもの以外でも十分できることもあるし、自分の仕事に絡めて少しほんのちょっとだけでも立ち止まって。

何が正しいっていうのは人それぞれ考えがありますし、何が正しいなんて言いたくないんです。 ただ一つ、こういうこともあるんじゃないかっていう事として、ヘッドスパっていう僕らの仕事に絡めて、何かできるんじゃないのかなっていうだけのことなんです。

完全にチャリティーなので参加していただいたお客様に1〜500円の間でお帰りの際に寄付をして頂いています。集まったお金は日本赤十字社を通して全額東日本震災で被災された方に送っています。

それと、楽器の街ですから、友人にフランスで音楽活動とかしてる方に音楽の講習をやっていただいたりとか。

あとはギャラリーですね。定期的に絵やビンテージのポスターなどを展示しています。 お客様がヘアサロンに行くのが楽しいというか、プラスアルファの何かアートとかそういうものに興味がなくても、あそこ行くとよくわからないけれど絵が変わってて面白いみたいな。

 

ーーちなみにお休みの日は何してるんですか?お休みってあるんですか?

一応、毎週月曜日なんですけど、雑務だったりとか、あとは講習だったり、講習も単純に美容の講習だけじゃなくて、いろんな分野の講習に行ってるんです。

例えば、最近はアロマや血流の講習。ヘッドスパをやっているので、血流は頭皮とかにも関係していて、血流のプロフェッショナルの人たちの指導の元実際に自分の血流を見てもらいながら、その血流を顕微鏡で見るとか。

そこから何が分かるかっていうのを講習を通じて習うんですが、結構意外と髪のヘッドスパとかや美容の勉強してきたことがリンクしていたりするんです。なので、より理解が深められて、復習にもなりますし、そういう相互関係も実はあったりするので、いろんな講習を受けています。

あとはやっぱり、仕事柄どうしてもお客さんと色んな話をするので、美容以外にもたくさん興味の赴くままに!という感じです。

 

ーーこれからまちなかで商売とか起業しようと思ってる人にアドバイスをお願いします!

今12年目になるんですけど、そんな言えた立場じゃないですけど(笑) やっぱり、ここだけはうちは優れているんですよねっていうオリジナルティ、ここが勝負っていうところが1つがないと、流されていっちゃう気がします。うちだったら「カットの技術」とか。

わかりやすくそこがないと、生き残っていけない。

結局のところ、今残ってるのってどちらかしかないわけですよ。 「圧倒的に安い」か。そういう大手のセントラルだったり、チェーンとかですね。 もしくは、「何かにこだわりと自信があって支持されている」。

それ以外は、残れない時代になっちゃった。 なんとなく店を構えたから、なんとなく流行りますよって時代では絶対ない。

やっぱりコンセプトがあるってことは、明確かどうかってことだと思うんです。


次回の公開予定は1/19(金)、絵本の店「キルヤ」の星野紀子さんです。お楽しみに!

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