あけまみとっとこ隊~第6弾~「55634(こころざし)代表:外山佳邦さんにインタビュー!」

皆さんお久しぶりです!あけまみとっとこ隊です!!(→知らないよ。という方はこちらをごらんください。)今回はAnyを飛び出してある方にインタビューをしてきました。早速誰の所にお伺いしてきたのか・・・紹介してきたいと思います!

 

浜松の美味しいご飯のテイクアウト情報が簡単に検索できる「テイクアウト浜松」。そのWEBサイトを運営されているのが株式会社55634(こころざし)なのですが、今回は代表取締役社長の「外山佳邦」さんにお話をお伺いしてきました。

 

ここ最近、テレビやラジオにも多く出演されていましたので、外山さんをご存知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、今回はテイクアウト浜松の話には一切触れず(笑)、浜松では珍しい(?)ブランディングをされている会社ということで、普段どんなお仕事をされているの?という所をお伺いしてきました!!

 

では早速インタビューにいってみましょー!!

 

上)代表の外山佳邦さん。 下)佐鳴台にある事務所外観。

 

ー今日は宜しくお願いします。早速ですが、55634さんはブランディング会社ということなんですが、”ブランディング”と聞いても具体的なイメージがつかめないのですが…(笑)どんなお仕事をされているのか教えてください!

ー外山さん ※以下(T):簡単に言うと『企業の強みを生かす』という作業になりまして、基本的にはお客様の経営の相談に乗ったり、新規ブランドを立ち上げる時には、ロゴマーク・ホームページ・パンフレットの作成から情報発信の仕方まで、アドバイスをしながら一緒に伴奏していく感じの仕事です。

 

大きく分けると概念的な部分(企業戦略だったり、企業(商品)の価値をどう伝えていくかを考える)と、取り組みの部分(どういう風に進めていくか段取りを決める。→伝えていく部分をデザインなどを使って見える化していく)の作業になります。なので商品の陳列やPOPとかまで関わっていくんですよ。

 

よくあるのが、企業やお店の方で「おしゃれにしたい!」という漠然とした悩みがあるんですね。で、会社でいうと自社ブランド(商品)を立ち上げる時に、自分たちのブランド(価値)を持たなきゃいけないんだ!という所までは分かったと。じゃあこれをどうやって確立してけば良いの?って話なんですね。

 

で、先ほどのように”おしゃれにしたい”という悩みだった場合、悩みを分解していくと「それって誰にとってのおしゃれなの?」ってところに辿りつくんですね。例えば60代男性と、20代女性とではおしゃれって思う価値観が違ったりするじゃないですか。なので誰をターゲットにしていくのかが定まると、じゃあその層に届くおしゃれは何なのかが見えてくるんですよ。もしかするとお店の名前かもしれないし、ロゴ・色・看板・ホームページとやる事が見える化されるんですね。

 

なので始めは漠然としたおしゃれにしたいという要望でも、分解してみていくとやる事が明確化されるので、それを何年かかけて一緒にやっていくという感じですね。細かいところで言うと「原価ってどうやって計算するの?」「じゃあ売値はいくらにしよう!」とかそういった部分まで一緒に考えていきます。

 

 

ーあけみ ※以下(A):すごい!そんなところまで一緒に考えていくんですね!私デザインの部分だけかと思っていました…。

 

 

ーT:そうですね。そう思われる方が多いですよね。皆さん(消費者)に見える部分ってロゴとかパンフレットとか、そういった部分しか目に触れることはないですし、どうしてもその前の部分(経営戦略の部分)は守秘義務が大前提なので、普段お話することはないですしね(^^;価値創造の部分は皆さんには見えにくいですが、実はその部分から携わっていくんですよ。

 

 

ーA:働く人の強い味方ですね!!!

外山さんが手にお持ちのパンフレットのお店88(ぱちぱち)餃子もネーミングから手掛けられているそうです。

 

ー外山さんはもともとデザインのお仕事をされていたんですか?

ーT:専門的な知識は学校に通って勉強しました。実はコピーライターの出身で、25歳~32歳まで専属でやっていたので、キャッチコピー・商品名・キャンペーンの名前・長い文章を作るとか、そういった要素が今生かされている部分は多分にありますね。お客様って初めての打ち合わせの時が一番熱(想い)がこもって話をしてくれるんですよね。その想いを逃さないように1つ1つメモしていって、それを言葉やデザインに紡いでいってるという感じですね。

 

 

ーまみ ※以下(M):デザインも言葉の部分も一括で出来るなんて、それは強みですね!!普通はデザインはデザイナーが、言葉の部分はライターが、とかって分業されていますもんね。

 

 

ーT:そうですね。通常そういった所が多いですが、基本的には最初の打ち合わせから制作物完成まで僕が統一して請け負っています。最初に打ち合わせをさせて頂いた時は、「うんうん」と涼しい顔して聞いていますが(笑)「ネックになりそうな部分」や「ここを変えれば飛躍的に伸びそうだな」というところは逃さないように、頭の中はフル回転で聞いています。

 

で、こういう言葉で、色は〇色で、優しい雰囲気のデザインで…って頭の中で組み立てていきます。一人の人で組み立てていくので、顧客の想いとブレがなく、制作物もより統一性のある表現ができるかな。という所はありますね。なのでうちの会社にブランディングを依頼してきた方は、「喋っただけなのに、形が出来ている!」とよく驚かれるんですよ!!

 

ーそもそも何で浜松でブランディングの会社を立ち上げたんですか?

ーT:コピーライターで仕事をしていた時に、若手の経営者の方から「商品を作りたいんだ」と相談を受けることが多くあったんですね。それでそれに応えようと思うと、原価がいくらで、値段はいくらで、デザインを決めて・・・って幅広くカバーしていかないといけなくて。でもそれって会社の中の”イチ”コピーライターという専門職ではとても解決できないんですよね。

 

で、更に皆さんが今までどうしていたかを聞いてみたら、「デザインとかロゴとか拘って作りたい時は、東京の会社に依頼していました」という事が結構多かったんですよね。それならば浜松にそういう会社があってもいいんじゃないかなと。デザインの前の段階から相談できる会社があれば、パートナーとして一緒にやっていきたいと思う人達がいるんじゃないかな。と思ったのがきっかけですね。

 

 

ーM:自分でこんな会社作りたい!と思い立ったというよりは、周りの声を聞いて需要に応えたのが今の形ということですね!!

 

外山さんは仕事以外で、趣味やルーチンはありますか?

ーT:趣味と言ってよいか分からないですが…僕毎日くらいの頻度で公園を歩いたりするんですね。ウォーキングと言うと割とライトな感じがしますが、僕にとっては結構重要な生活の要素だったりするんです。というのも、仕事ではお客様の経営会議に入ったり、それ以外の時はデザインなどの作業に集中していたりすることが多いので、常に頭がフル回転なんですよね。なので頭をリラックスして、バランスを取るためにも大切にしています。

 

一日の日課でお話すると、朝7:00くらいから庭で体操して、それから仕事をして、仕事にひと段落ついたら公園をウォーキングして、夜寝る前にストレッチをして寝る。というのが通常のルーチンなんですけど。…なんかこう言葉にするとおじいちゃんの日常みたいですね(笑)でもこのルーチンのお陰で、次の日に疲れを持ち込まず、毎朝新たな気持ちで仕事に取り組めるので、これからも続けていこうと思います!

 

 

ーA:そのうち太極拳とか始まりそうですね・・・(笑)でも気持ちよく元気に仕事をするためにも大変よい取り組みですね!!

 

では最後にこの仕事をしていて良かったことや、やりがいを教えてください!

ーT:嬉しいと思う瞬間は、デザインした物が世の中に広まっていく時もそうですが、お客様がそれによって飛躍していく事が何より嬉しいですね!例えば「凄く売れました!」とか「ラベル変えただけで売り上げがすごい伸びました!」とかおっしゃって頂ける時は非常に嬉しいですね。

 

 

あともう一つは経営会議に入っていて、経営者の方や幹部の方に「今日の会議は凄くすっきりしました!」と言って頂ける時ですかね。それは相談頂いて、僕のアドバイスで頭の中の”もやもや”されていた事が、整理できたということなので。その部分は目には見えないですけど、無形の価値があるものだと僕は思っています。

 

 

ーM:お客様よりダイレクトな反応を頂けるのは大変でもあり、やりがいにも繋がりますよね。いやーそれにしても、ブランディングというものがこんなにも幅広い仕事内容で奥深いものだということに驚きでした!

 

ーA&M:今日は貴重なお話をありがとうございました。

 

55634の公式ページはこちら→https://www.55634t.com/

 

そしてこちらのインタビューは動画でもご覧いただけます。外山さんの爽やかな笑顔もご覧いただけますので(•̀.̫•́✧)、是非ご覧くださいねー!