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2016.07.18

Anyスタッフによる岡山市内視察レポート!


 
Anyスタッフによる岡山市内視察レポート!
さて、昨日の高松丸亀町商店街に引き続き、今回は岡山市内のレポートです!
(注)以下長文レポートになりますので、お時間のない方はまた後でじっくり読んでみてください。
 
【昨今の岡山事情】
→駅直結の初めてのモデル、イオンモール岡山。その商店街などへの影響が懸念されていました。
→地元百貨店とイオンモールとの連携効果はいかに?
→移転先が表町商店街の先なので商店街へのいい影響が期待されている!?
→乗り入れ工事に伴う駅前エリアの再開発
 
駅前にイオンがやってきたーってことで、まちづくり業界的には話題に事欠かない岡山市。
今回は様々なステージで岡山のまちづくりに関与されている4名の方にヒアリングをさせていただきました。
 
まずは一人目。「片山進平さん」
 

 
元々は表町商店街にある洋服屋の3代目。3年間まちづくり会社「岡山市中之町街づくり株式会社」を運営したのち、現在は本業の傍ら、商店街の活性化のためにフリーランスとして活動していらっしゃいます。
昨日視察訪問した丸亀町商店街など、全国の先進事例などを独自にもベンチマークして研究し、実践した結果分かったことは「目的は同じでもそれに至る手段は様々である」だそうです。表町には表町にしかできないやり方でやっていきます」と熱い想いを語っていただきました。
とてもお忙しい方のようで1時間くらいしかお話しできなかったことが残念です。
片山さん、ありがとうございました!
また是非お話し聞かせてください!

 


 
 
二人目は「明石卓巳さん」
 

 
明石さんは8月に弊社で運営するリノベーションスクール@浜松のユニットマスターとして浜松にお越しいただく予定の方。
実は以前弊社社員が岡山に視察にお伺いした際に明石さんと会ってお話を聞く機会があったそうです。
その社員が今回リノベーションスクールの担当になり、明石さんを是非ユニットマスターとして招聘したいと事務局に直談判して来浜が実現しました。
明石さんは岡山市の問屋町という卸団地の建物をリノベーションして卸団地エリアのまちづくりを推進している全国的に大変有名な方なんです。
だからお会いする前はスタッフ3人、緊張気味。事務所が入っているビルもちょーかっこいいし・・・
しかし事務所におじゃましてお話をしてみると大変気さくに問屋町のまちづくりについて一から丁寧に説明していただけました。

ところで皆さん、この問屋町、ここ浜松でもなんか見覚えある街並みだと思いませんか?
そう、南区にある卸商団地です!

 

 
最近はおしゃれば自転車屋さんや古着のお店なども一部できているようで。
 
 
問屋町の歴史など、細かい内容については割愛させていただきますが、雑感を2点ほど。

まちづくりにおいて大事なことは、まずはなによりも土地の所有者の理解(=建物を自由に使える権利を手に入れること)が必要。丸亀商店街は定期借地権による所有と利用の分離というダイナミックな手法、一方で問屋町は卸業組合の中で小さな成功例をつくり、そこに他の地権者や商業者が触発されてくるのを誘発するという時間をかけた地味な手法。

つぎに商業者サイドによるテナントMIXの実践。丸亀町はまちづくり会社に所属するリーシングのスペシャリスト、一方で問屋町は優れた感性を持つ明石さんのプロデュースする案件(アンカー)と大きく趣向が外れないテナントが自然と集まってくる。
 
どちらもそこに地権者の趣味嗜好、意図は入ってこないことがポイント。(地権者にそのような素養が備わっていない限りは餅は餅屋にまかせるという割り切りが大事。一方商業者は大きな責任を背負い必死に考えてマーケットに理解されるだろうテナントをプロデュースする。)
 
丸亀の古川さんもおっしゃっていたが、2事例とも関係者は全てリスクをとっている点が共通項かと思いました。
このあたりがもしかすると成功のヒントかもしれないと感じました。
 
事務所でみっちりお話を聞かせていただいた後、実際に問屋町を案内していただけました。
問屋町の発展の歴史と未来のビジョンを感じることができました。
 
第1号のビル。屋上に飛行機が乗っている
(明石さんの先輩が手掛けたそうです)

 
 
明石さんが先頭に立ってご案内(恐縮です)
 
 
物件で共通しているのは軒先の開放
(ベンチやテーブル、植栽を置いたりして中のコンテンツを外ににじませてます)

 
 
この物件は1棟貸しではなく、初めてのシェア物件
(中に何店舗入っているのか明石さんも??なくらいたくさん入っているそう)

 
 
新築のマンション横の物件
(マンション街にならないようにアンカーとして設置したそうです。実際に近隣にカフェなどができ始めているとのこと)

 
 
軒先の演出例
 
 
こうやって道行く人が手に取って見ていくんですって。(この人はAnyスタッフ)
 
 
ただひとつ残念だったのが、超おいしくて人気のカフェのかき氷が次のアポの都合で時間が取れず食べられなかったこと。。。
次は絶対食べるぞと心に誓ったのでした。
 
明石さん、8月のリノベーションスクール@浜松でお待ちしています!ありがとうございました。
 
 
 
三人目は「北島琢也さん」です。
 

北島さんは岡山駅の西にある奉還町商店街で2階にゲストハウスを備えたカフェバー「KAMP」を経営されています。
元々はアパレルショップの店長(このお店の時はオーナーの意向で商店街には属していなかった)。アパレルショップは他の人に権利を譲渡し、違うオーナーの元でKAMPをオープン。このオープンを機に商店街に加盟することとなり、活動にも参加することになったそうです。
 

奉還町は1丁目から4丁目まであり、1丁目&2丁目と3丁目&4丁目で組合が分かれている。ちなみに3丁目の先からはアーケードなし。1丁目&2丁目の方が若いそうです。KAMPは3丁目&4丁目に属していて、3丁目にある。市内にあるもうひとつのゲストハウス「とりいくぐる」は4丁目にあり、3丁目の端と4丁目の端にゲストハウスが存在しているとのこと。

これにより商店街には外国人の方が結構増えたようで店舗の中には英語のメニューを独自に作る方もでてきているそうです。
このように街を取り巻く環境の変化を意図的でも意図的でなくてもうまく捉えて自分の商売に誘引するきっかけとすることはとても素晴らしいことだと感じました。
そもそも商店街でイベントをする意味って本質的にはそのイベントで集客したお客様をいかに自店に誘引して回遊してもらうかが目的のはずですよね。
 

奉還町という名前は、実は廃藩置県により失職した池田藩の武士たちが手にした奉還金を使って商売を始めたことに由来しているらしく、奉還町商店街では今年の2月から新しくマルシェを企画して実施しているそう。その名も「武士マルシェ」!
この武士マルシェ、他のマルシェと違うのは出店者がみんなちょんまげの「ヅラ」を被っていることと、言葉遣いが「武士語」であること。(○○でござる。□□と申す などww)
次回は8月に開催予定とのことですので、興味ある方は是非。

 
 
北島殿、先日は商店主の目線からのいろんなお話しをいただけましてありがとうでござる。(武士語で言ってみました)
 
 
4人目は「河上直美さん」です。
 

NPO法人「タブララサ」の理事長で、岡山中心市街地を流れる「西川」沿いを活用したイベントや社会実験などを通じてまちづくり活動(河上さんの言葉を借りると楽しい活動)をされています。
「みんなが楽しいと思える活動をすることで、結果的にまちづくりの一助となっている」そうです。
岡山市と岡山大学が連携して借りている拠点「西川アゴラ」で岡山の現状などをたくさんお話ししていただけました。
河上さん、帰国早々でお疲れのところお時間をいただきまして本当にありがとうございました!

 

そして最後に・・・
朝からずっと浜松のおじさん3人をアテンドしてくれたタブララサの利根さん、ありがとうございました。

 

一緒に食べた「かつ丼」、とてもおいしかったです^^
※注 岡山市内で「かつ丼」と注文すると「デミグラスかつ丼」がでてきますのでご注意を!(普通のかつ丼を希望する人は「卵とじかつ丼」と注文してください)

 

以上、長文にお付き合いいただきましてありがとうございました!

ではまた。

※皆さんのプロフィール写真などはFacebookより借用しました

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